親子で野鳥観察を始めて、改めて感動したのが、1枚1枚の羽の美しさ!身体の暖をとるためのふわふわな羽毛や、羽ばたくための翼、飛ぶ時にバランスを取る尾羽など、一口に「羽」と言っても、機能も模様も様々あり、それぞれ魅力的な色や形をしていることに驚かされます。
今回はそんな鳥の「羽」に注目した、親子で楽しめる鳥の絵本をご紹介!身近に飛んでいる鳥たちも、いつもと違った見方ができるかもしれませんよ。
公園や道に落ちている羽の持ち主は?『この羽だれの羽?』
街中でも見られる19種類もの身近な野鳥の羽を、原寸大で色鮮やかに描いている『この羽だれの羽?』。おおたぐろまり氏が細かく描写する鳥の羽の美しさに、これまで気づかかなった鳥の魅力を感じさせられます。
また、見た目だけでなく、羽の役割とその形状の違いなどを、柔らかいタッチのイラストで説明してくれるので、子どもにもとても親しみやすく、わかりやすい鳥の羽の絵本図鑑です。
キレイな青い羽の持ち主は⁉︎『青い羽みつけた!さがしてみよう身近な鳥たち』
ある日、公園で見つけたとてもキレイな青い羽の持ち主を探している二人に、突然カラスが話しかけてくるという、衝撃的な展開の絵本『青い羽みつけた!』。こちらは誰もが知る、あの有名な日本野鳥の会が監修している絵本です。
案内役がまさかのカラス。ちょっとクールだけど、親切に鳥の羽の色々なことを教えてくれます。青い羽の持ち主に辿り着くまでに、公園にいる鳥の羽の様子も観察しながら、とうとうその正体まで辿り着くのですが…
絵本の最後には、鳥の羽を探しに行くための収集方法や、見つけた時の注意書きがあるので、子どもと一緒に探しに行きたくなります!
わかりやすくて写真いっぱい『鳥のふしぎ いろいろなすがたをしているのはなぜ?② はね』
鮮やかな写真と大きな文字で、とってもわかりやすい鳥の羽の図鑑です。鳥の中でも羽に注目して、羽の色、形、種類と役割、羽の働きなどを子ども向けに紹介してくれています。すべてフリガナ付きなので、子どもも自分で読めますよ。
『鳥のふしぎ』シリーズは①くちばし、②はね、③あしの三部作あり、それぞれ違った角度から鳥の魅力を知ることができます!
自然が生み出す芸術!『世界の美しき鳥の羽根』
ページをめくるたび、うっとりするような鳥の羽の写真が満載の写真集『世界の美しき鳥の羽根 鳥たちが成し遂げてきた進化が見える』。大人も子どもも一緒に楽しめる1冊です。
ビジュアルブックとしてだけでなく、掲載されている鳥の種類も羽の種類も多くて、図鑑としても大活躍!たまたま拾った羽の鳥が何なのか見つけることができました。一見の価値アリ!!
まとめ
- 美しいだけじゃない!鳥の羽について絵本で学ぼう
- 親子で鳥の羽を探してみよう
- 見つけた鳥の羽の持ち主を調べよう!
なかなか普段、鳥の羽を見つける機会は多く無いと思いますが、公園などでたまたま見つけた羽を拾ったら、ぜひ図鑑や絵本で見てみてください。鳥の新たな魅力を発見できます!いつかはこんなカケスのブルーの羽を間近で見てみたいです。
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