大きな卵でつくる巨大カステラが印象深い『ぐりとぐら』。誕生からなんと50年も経つロングセラーの作品ですが、そのシリーズは全7作。来たる子年を記念して、野ねずみの仲良し兄弟ぐりとぐらの全作品をご紹介!
1度も読んだことがない方はもちろん、まだ1作目しか読んだことのない方にぜひおすすめしたい作品ばかりです。
人気作品の証!ぐりとぐらの切手が登場!!
世代を問わず大人気のぐりとぐらですが、全国の郵便局にて絵本の切手の第3弾として、ぐりとぐらの絵本の名シーンを集めた切手が発売されます!
この絵本の切手シリーズは、第1弾が『はらぺこあおむし』、第2弾が『きんぎょがにげた』、そして第3弾が『ぐりとぐら』となっており、どれも長い期間に渡り多くの人に愛される作品ばかりです。
発売は2019年11月28日。気になる方はお早めにお近くの郵便局か日本郵便の公式サイトをチェックしてみてください!
誰もが夢見るフライパンカステラの公式レシピ!
ぼくらのなまえはぐりとぐら 絵本「ぐりとぐら」のすべて。/楽天リンク
『ぼくらのなまえは ぐりとぐら』 絵本「ぐりとぐら」のすべて。
作:福音館書店「母の友」編集部
出版社:福音館書店
発売年:2001年10月25日
価格:¥1,700+税
絵本好きのみならず、お料理されている方々にも大人気なフライパンで作るカステラのレシピ。それぞれオリジナルのレシピを公開していたり、スキレットを使ってふんわりといい色に焼きあがったカステラの画像が、多数存在します。
そんな中、『ぼくらのなまえは ぐりとぐら』という本で紹介されたカステラの公式レシピが紹介されていますので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
寝る前に読みたい『ぐりとぐら』シリーズ
『ぐりとぐら』の絵本のシリーズは全7作品。主人公のぐりとぐらが、自然の中で季節を感じながら、大好きなお料理をしたり、素敵な出会いがあったり…ぐりとぐらと一緒に四季を楽しめる作品をご紹介します!
『ぐりとぐら』シリーズ 作:中川 李枝子 絵:大村 百合子 出版社:福音館書店 発売年:1967年〜 価格:¥900+税
年中読みたい『ぐりとぐら』
お料理が大好きな野ねずみのぐりとぐらが森に木の実を取りに行くと、そこには巨大なタマゴが!とても持ち帰ることが出来ないと思った二人は、材料や道具を持ってきてこの場で料理することを思いつきます。
大きなフライパンでつくった大きなカステラの香りにつられて、森の動物たちが集まってきて、あの、みんなの憧れるカステラを仲良く分けあっていただきます。
お腹いっぱい食べて、残ったタマゴの殻はというと…最後の名シーン、覚えていますか?思い出せない方はぜひ、読み返してみてはいかがでしょうか。
春に読みたい『ぐりとぐらのおおそうじ』『ぐりとぐらとくるりくら』
『ぐりとぐらのおおそうじ』
大掃除といえば、年末かな?と思うかもしれませんが、野ねずみのぐりとぐらにとっては、春の恒例行事!
冬の間、長く閉ざしていた窓を開け放つと、部屋の中はほこりだらけ。ふたりは、得意の歌を歌いながら、要らない服などを身にまとって、全身でお掃除を開始します。その様子がとても楽しそう。
大変な大掃除だって、ふたりの手にかかればこんなに楽しい時間になるのだと感心させられます。
『ぐりとぐらとくるりくら』
春の陽気に誘われて野原に出かけたぐりとぐら。ふたりの前に現れたのは、くるりくらという不思議な手長うさぎでした。一緒にお弁当を食べたり、遊んで楽しく過ごします。
くるりくらはその長い手で、ぐりとぐらのお願いを次々に叶えてくれて、ついにはふたりのために、空に浮かぶ雲をかき集めて一緒に乗せてくれました。そのまま空の旅へ…
子どもの頃、誰もが一度は夢見る体験ができて、寝る前にはぴったり!楽しい気持ちのまま眠りにつけそうなお話です。
夏に読みたい『ぐりとぐらのかいすいよく』
『ぐりとぐらのかいすいよく』
海水浴に出かけたぐりとぐらが砂浜で遊んでいると、ぷかぷかと浮かぶ瓶を発見!中には「うみぼうずより」と書かれた手紙と地図が入っています。地図を頼りに向かってみると、そこで待ち受けていたのは…
うみぼうずとの不思議な出会いと、ぐりとぐらとうみぼうずの華麗でアクティブな泳ぎが見ものです!とっても涼しげで、泳げなくても泳げる気になる1冊。
秋に読みたい『ぐりとぐらとすみれちゃん』・『ぐりとぐらのえんそく』
『ぐりとぐらとすみれちゃん』
秋の味覚の季節が来たら読みたくなるのがこの1冊。リュックいっぱいになるくらいの大きなかぼちゃを持って、ぐりとぐらのところにすみれちゃんという女の子が遊びに来ます。
お料理好きなぐりとぐらは、はりきって包丁を取り出しますが、なかなか割れず、すみれちゃんがダイナミックな方法で割ってくれました。それからは森の仲間も集まって、かぼちゃパーティー!
すみれちゃんのかぼちゃがいろんな料理に姿を変えて、仲良く味わう様子がうらやましい。寝る前に読むとお腹が空いてくるかもしれませんね。ハロウィン前にもおすすめ。
『ぐりとぐらのえんそく』
お弁当を入れた大きなリュックを持って遠足に出かけたぐりとぐら。元気にマラソンしながら進んでいくと、毛糸につまずいて転んでしまいました。その毛糸を丸めていくと、毛糸の先は1軒の家の中に繋がっています。そのまま庭まで毛糸の玉を転がしていくと、そこにはほつれたセーターを着た、くまさんが。木の枝に引っかかって、気づかずに帰ってしまったようです。
それからぐりとぐらとくまさんは、仲良く遠足の続きをします。一緒にお弁当を食べている様子がとってもほっこり。思わず一緒に参加したくなるワンシーンです。
冬に読みたい『ぐりとぐらのおきゃくさま』
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
クリスマスが近づいてくると、読みたくなる冬の1冊。タイトルからは分かりませんが、実はクリスマス絵本なんです。
雪で真っ白になった森の中で発見した、大きな足跡を追っていくと、たどり着いたのはなんと、ぐりとぐらのおうち!そこには真っ赤なコート、真っ赤な帽子、真っ白なえりまき、そして巨大な袋が…ぐりとぐらの家に訪れたお客様の正体とは!?
最後の最後に明かされる、謎解きのような展開でドキドキワクワクさせられます。クリスマスがよりいっそう待ち遠しくなりますね。
お出かけに持っていけるぐりとぐら
『ぐりとぐらの しりとりうたとおまじないセット』
作:なかがわ りえこ
絵:やまわき ゆりこ
出版社:福音館書店
発行日:2009年09月
本体価格:¥1,200+税
『ぐりとぐらのあいうえおと1・2・3(2点セット)』
作:なかがわ りえこ
絵:やまわき ゆりこ
出版社:福音館書店
発行日:2009年09月
本体価格:¥1,200+税
大人気のぐりとぐらのミニサイズの絵本はおでかけにぴったり!バッグに1冊入れておけば、出先のちょっとした待ち時間などで読めて便利です。大好きなぐりとぐらなら、飽きずに読んでくれるはず。
こちらのセットはそれぞれ1冊ずつでも購入可能。お子さんの年齢に合わせて、選べるのがうれしいですね。
まとめ
- ぐりとぐらは50年経っても愛される名作!
- 日本郵便から絵本の切手が発売
- あの「カステラ」の公式レシピが存在!
- 1年通して楽しみたいシリーズ全7作
- おでかけにはミニサイズの絵本がおすすめ
『ぐりとぐら』の絵本は、ふたりがお料理好きということもあり、魅力的な食事のシーンがたくさん登場して、大人になっても楽しめる作品ばかりです。
小さい頃に読んでもらったものを、今度はお子さんに読んであげることで、その色あせない作品の魅力に改めて心躍ることでしょう。
ぜひ、ねる前の絵本選びで迷ったら『ぐりとぐら』の作品を選んでみてください!
では、おやすみなさい。