かわいいイタヤ馬を手作りしよう!簡単な作り方をご紹介。

北欧の馬の置物ダーラナホースを思わせる、東北の郷土玩具・イタヤ馬をご存知でしょうか。その可愛らしい見た目に、素敵なインテリアとして人気です。
編み込みが美しく、一見難しそうですが、コツを掴めば手作りできるので、家でもできる簡単な作り方をご紹介します。

イタヤ馬とは?


北東北のシンプルをあつめにいく 堀井和子

秋田県角館で生まれた郷土玩具・イタヤ馬。角館の名産品、イタヤ細工の端材を利用して、仕事をしている最中に子どもたちが遊べるおもちゃとして手作りされてきました。

通称「ウマッコ」とも呼ばれ、今ではその愛らしさから、お土産物としても人気のモチーフです。左向きの馬の形は、縁起が良いとされ、無病息災のお守りとしても大切にされてています。


ダーラナホース 北欧スウェーデン製

北欧スウェーデンの伝統的な民芸品・ダーラナホースも贈り物として人気が高いアイテムですが、よりシンプルな佇まいのイタヤ馬も似たものを感じさせます。

イタヤ細工風の馬の作り方

色紙で作ったイタヤ馬

本物のイタヤ細工では、イタヤカエデの樹皮の内側にある幹を裂いて使用しますが、なかなか手に入らないので、今回は細く切った色画用紙を代用します。

作り方は、北海道博物館の企画するおうちミュージアムのページ(ウマッコの作り方)を参考にさせていただきました。


手軽に作れる材料

  • 5mm×約30cmにカットした色画用紙…5本
  • 仕上げ用のノリ

5mm×30cmにカットした色紙5本とカッターと30cm定規

長さは厳密に測らなくても、A4サイズの用紙を縦にカットすれば大丈夫です。

作り方の手順

①細長くカットした紙を4本並べ、尻尾用1本を互いちがいに置きます。
はみ出させる尻尾の部分は5cm程度です。

色紙で作るイタヤ馬

②点線に沿って手前側に折り、互いちがいに織り込みます。
背中が4本分、お尻が2本分、お腹が5本分です。

色紙で作るイタヤ馬

③首の前を5本分、点線に沿って織り込みます。

色紙で作るイタヤ馬

④首の後ろを3本分、点線に沿って織り込みます。

色紙で作るイタヤ馬

⑤頭頂部を3本分、点線に沿って織り込みます。

色紙で作るイタヤ馬

⑥口元を線に沿って後ろ側に折り目をつけます。

色紙で作るイタヤ馬

⑦本体を裏返して首の付け根に通して、ノリ付けします。
口元、耳、足、尻尾を切り揃えたら完成!

色紙で作るイタヤ馬

色の組み合わせいろいろ

両面が違う色の紙を使うと、格子状の模様が可愛くなります。2枚を貼り合わせて、同じく5mm幅に5本カットすれば簡単に作れます。

最初の置き方は、尻尾側の1本だけ裏返して作り始めると、写真のような格子模様の完成です。

いろいろ試して自分好みの色合わせを見つけましょう!色決めのご参考までに。

まとめ

色紙で作ったイタヤ馬2体

見た目も可愛いイタヤ馬はプレゼントとしても喜ばれます。いろんな色の組み合わせや、大きさを変えて、ぜひ自分好みの1体を作ってみてください。



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