札幌の母乳外来や助産院って実際どうなの?初めての訪問型 産後ケア体験記[第1弾]

出産後に多くのママ達を悩ませると言っても過言ではない母乳問題。入院中に数名の助産師さんや看護師さん達からアドバイスいただいていても、退院後いざ母乳育児をスタートさせてみると悩みは尽きないものです。そんな時に頼りになるのが母乳外来。産後に実際に利用してみた体験記をまとめてみました。

母乳外来利用のきっかけ

2人目が産まれて2ヶ月が経とうとしている頃、母乳の出について左右差があるのが悩みでした。1人目はミルクとの混合栄養のため、2人目も完全母乳にこだわりがあった訳ではありませんが、どうやら右側の出は調子が良く、左側の出がイマイチ…けど、吸わせれば吸わせるだけ刺激されるから良いと聞くので、とにかく頑張って吸ってもらっていました。

もし、左側が右側のように実力を発揮してくれるのならば、2人目育児は完全母乳だけでイケるのでは!?という淡い期待も持ちつつ、左右の大きさに差が出てきたことに不安を感じてきて、何となく母乳外来を調べてみたり…ただ産院以外の病院に行く勇気が持てず1歩踏み出せずにいたところ、ママ友からの経験談を聞くことで、私も1回行ってみようと思えました。

ただ、教えていただいた助産院が自宅から離れた場所にあり、とても通えそうになかったため、Googleマップで一番近くの助産院の予約を取ってみることに…口コミなどが無く、どんなところなのか想像もつかなかったんですが、やらないよりやってみようと思い、予約をしてみることにしました!

実費覚悟のつもりが、まさかの産後ケア利用の提案

イメージしていた母乳外来といえば、めちゃくちゃ痛いマッサージをされて、保険適用外のため全額自己負担となる、少しハードルの高い印象でしたが、予約の連絡をしたところ母乳の相談だったら、市が行っている産後ケア事業の利用が可能とご提案いただきました。

言われてみれば、保健センターからの案内書類にあったような気もしますが、私はてっきり子どもの預かりサービスと同様のものと勘違いしていたようです。市からの助成もあるため、自己負担の約半分の金額で利用できることがわかりました!

そもそも産後ケアとは?

札幌市で行われている「札幌市産後ケア」は、出産後、お母さんが安心して子育てができるよう助産師等が産後の体調管理と育児をサポートしてくれる事業です。各自治体によって違いはありますが、事業への取り組みが広まっています。

札幌市では利用できるサービスが以下の3種類に分かれています。

  1. 日帰り型(1食付き)約4時間程度:2500円
  2. 宿泊型(1泊2日4食付き):7500円
  3. 訪問型 約2時間程度:2500円

1と2については生後6ヶ月未満が対象で7日以内、3については生後1年未満が対象で6日以内となっています。詳細は札幌市のWebサイトをご確認ください。
 → 札幌市産後ケア事業

※子どもの預かりや、家事援助をしてくれる事業ではありませんので注意!

産後ケア利用の流れ

さっぽろ子育て情報サイトより引用

  1. 電話やWebサイトなどで直接、利用日程を確認して予約
  2. 利用施設指定の方法で申込書を送付して申請
  3. 施設から用意する持ち物等の連絡が来る(※利用承認通知書が届く)
  4. 助産師の訪問、もしくは助産院に来院
  5. 利用後にアンケート回答

今回、私の場合は、2の申込書の送付について予約した施設の方が申込書を作成してくださいました。
※利用承認通知書は、申請のタイミングによっては利用後に到着することはありますが、問題ないそうです。

訪問型産後ケア体験記

  • 母子手帳をもとに妊娠出産〜健診までの様子、家族のサポート体制等のヒアリング
  • 食事内容のチェック(タンパク質を摂取できているか)
  • 乳房のチェック
  • 授乳の体勢チェック
  • 自分でできる乳房マッサージ、体操のレクチャー
  • 赤ちゃんの(授乳前後)体重測定
  • 赤ちゃんのうつ伏せ遊び、手足の遊び、頭皮マッサージ
  • 子育てに関しての不安なこと相談 など…

母乳の出に左右差があると感じていたので相談したところ、先生の見立てによると、どうやらこのままでは左側が早々に店仕舞いしてしまう予感、とのこと!右側が満足に出ているようであれば問題はないし、実際に片側をメインと割り切って授乳されている方もいるようなのですが、諦める前にもう1歩、授乳後の搾乳に挑戦することになりました。

幸い、電動搾乳器を譲り受けていて、授乳タイミングの合わなかった時くらいしか使っていなかったので、可能な限り授乳後に、左側だけ搾乳するというのを2週間ほど続けてみようということに。授乳後に搾乳して出が少なくても、刺激を与え続けることが重要なので気にしなくてもいいということでした。

また、授乳中に出が良くなるように手で搾り出すように圧迫していたのですが、逆に力を入れることで緊張して母乳の流れを悪くしていたようです。本来であれば搾り出さなくても吸うだけで出てくるもののようですが、出の良い右側でも圧迫しないと出てこない…少しずつでもいいから、圧迫せずにリラックスしながらの授乳を取れることになりました。

その他にも血流改善のストレッチや、骨盤体操、肩こりなどの改善マッサージ、初めてのスリングも体験させてもらったり、約2時間ではありましたが、存分に相談することができました!

利用後の感想

当初イメージしていたような、激痛マッサージなどは無く多少拍子抜けしましたが、これまでやってきた授乳の答え合わせができた感じでした。

入院中や健診の際に、産院でも何名かの助産師さんにアドバイスいただいていましたが、家で普段行っている授乳を見てもらって、適切なアドバイスをもらえて安心。目に見えた効果はまだわからないけど、しばらく搾乳を取り入れながら、頑張って続けてみようと思います!

母乳育児の悩みはプロに相談してみよう!

  • 母乳外来は育児の不安を解消できる強い味方!
  • 各自治体の産後ケア事業を上手に活用しよう!
  • ママのリラックスできる姿勢が母乳改善の鍵!
  • マッサージやストレッチで血流改善に努めよう!

初めての母乳外来・産後ケアは、予約に踏み切るまでに時間が掛かりましたが、結果、体験出来て良かったです!合う合わないはもちろん個人差がありますが、やはりプロに育児の相談が出来るというのは、家でずっと子どもに付きっきりで過ごしている産後の母にとっては、とても心強く、ありがたいことだなと感じました!

母乳外来や産後ケアの利用を迷っている方の参考になれば幸いです。


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