細かな描写と昭和レトロ感漂う雰囲気が魅力の、澤野 秋文氏の絵本『それなら いい いえ ありますよ』。片付けが苦手、遊んだらおもちゃを広げっぱなしの男の子が主人公のお話ですが、あれ?うちの子のことかしら??と思ったそこのあなたに贈りたい物語です。
今回は、ねる前に読みたい絵本にぜひオススメの『それなら いい いえ ありますよ』の魅力をご紹介します!
『それならいいいえありますよ』 作:澤野 秋文 出版社:講談社 発行年:2013年8月2日 価格:¥1,400+税
あらすじ
掃除の苦手なぎんたは、物で溢れた部屋で毎日過ごしてますが、通りかかった猫のちゃまるを追いかけていくと、短冊の貼られたねこじぞうのとこまでやってきました。 ちゃまるはそこに書かれた希望の家を探す案内役だったのです。
早速ぎんたも、短冊に希望を書きます。「かたづいて きれいな いえ」と。
ちゃまるがいい家を見つけてくれると期待して、ますます片付けなくなるぎんた。 いつまで経っても紹介してくれないので、ちゃまるに文句を言いに行くと、ちゃまるはなんと、大勢のネズミにぴったりな家を紹介するのですが…
ぎんたは無事に、「かたづいて きれいな いえ」に住むことができるのか!?
ねる前に読むときココに注目!
とにかく、ぎんたのぐうたらさと、だらしなさが笑えます。こんだけ散らかしてるけど、ゴミ屋敷っていうより、好きなものを集めたコレクター部屋みたいな感じでワクワクさせてくれます。
ちゃまるが紹介する家は、依頼主の願いをちょうど良く叶えてくれていて良い仕事してます。ネズミに新しい家を淡々と紹介する様も、仕事してる感がすごい。
最後のぎんたへの手紙を読んで、我が子も「ぎんた、よかったね。」と納得してました。もしかするとなかなか片付けられない子には、効果てきめんかも!?
澤野 秋文氏が描く昭和レトロな絵本シリーズ
『まねきねこだいさくせん』 作:澤野 秋文 出版社:講談社 発行年:2018年7月26日 価格:¥1,400 +税
『じつはよるのほんだなは』 作:澤野 秋文 出版社:講談社 発行年:2014年8月6日 価格:¥1,400+税
まとめ
- ねる前の絵本に『それならいいいえありますよ』がオススメ
- 3才〜楽しめて、何度も読みたくなる1冊
- 行き過ぎた だらしなさが笑える!
- 思わぬ展開に最後まで目が離せない
兄弟で一緒に楽しめる内容で、細かく描写された絵で、読むたび新しい発見があって何度も楽しめる『それならいいいえありますよ』ぜひ、ねる前の読み聞かせの1冊に選んでみてはいかがでしょうか。
では、おやすみなさい。