絵とは思えぬリアルな描写で見る人を驚かせる絵本『ごはん ごはん』。内山悠子氏が描くお米が、一粒一粒まで丁寧に描かれていて、出てくるごはんがどれも美味しそう!特別豪華なメニューじゃなくても、食卓を想像するだけでワクワクさせてくれる1冊です。
今回は、ねる前に読みたい絵本にぜひオススメの『ごはん ごはん』の魅力をご紹介します!
『ごはん ごはん』 作:視覚デザイン研究所 絵:内山 悠子 出版社:視覚デザイン研究所 発売年:2017年6月23日 価格:1,200円+税
あらすじ
梅干しごはんに、まめごはん、納豆ごはん、ふりかけごはん…主役のごはんに、ちょっとした副菜と汁物の献立がページを開くごとに紹介されます。
なんとページが縦にも開くしかけ付き。開くと、ごはんの絵がドドンとアップで大きくなって、さらに細かく見ることができます。感動も倍増です!
何と言ってもラストは一番のごちそう、炊きたてごはん!白いお米だけ?と思うことなかれ。縦に開くとそこにはなんと…子どもも喜ぶ宝石ごはんがっ!!?
ねる前に読むときココに注目!
いつもの献立よりシンプルなメニューが並んでいるのに、何とも魅力的な食卓なんでしょうか!ページを縦に開いて絵が拡大された時、思わず歓声が上がったほど。その食材一つ一つがとんでもなく美味しそうなんです!
「今度、さつまいもごはん作ってよ」「このピクルスおいしそうだね」なんて話をしながら、寝る前なのについつい盛り上がってしまいました。明日のごはんが楽しみになるような、心をワクワクさせてくれます。
注目すべきはもちろんごはん!と言いたいところですが、よく見るとテーブルクロスの柄まで全て手描きなのに驚きです。食器の質感も、箸置き一つ取っても、見入ってしまうほど。文章はシンプルですが、みどころたっぷりの1冊です。
視覚デザイン研究所のたべもの絵本
まとめ
- ねる前の絵本に『ごはん ごはん』がオススメ
- 3才〜楽しめて、大人も魅了する1冊
- おいしそうなごはんに盛り上がる
- とにかくリアルな食材の描写に感動!
- 明日のメニューが決まるかも!?
食いしん坊じゃなくても食いつく絵本『ごはん ごはん』は、子どものみならず大人も一緒に楽しめる作品です。ぜひ、ねる前の読み聞かせの1冊に選んでみてはいかがでしょうか。
では、おやすみなさい。
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